2020年07月02日

オリンパス・OMD-EM1mk3のライブND機能について

皆さんこんにちは。

P7010484.JPG

7月に入ってから周りの商店などが通常営業となり、かなり落ち着いてきましたね。ですが外出はマスクは欠かせませんね。早くコロナが消え去ることを祈っている毎日です。

さて、前回オリンパスさんのOMD EM1mk3のハイレゾ撮影について個人的に感じたことを書きましたがライブNDについてもリクエストが多かったので岡山県北の渓谷に行ってきましたのでご紹介します。
この時期、岡山県北で渓谷の星、ヒメレンゲが咲き誇る場所で撮影しました。
まず、ライブNDですが手持ち撮影でもできなくはありませんでしたがブレやすく、三脚が必須ですね。
(手持ちでも挑戦してみましたが通常の手振れ補正があまり効かない感じでしかもファインダーを見ていると酔いそうになりましたので(;^_^A)

しかも手持ちライブND撮影は帰ってから拡大してみると落胆が大きいです。

ライブND機能紹介
フィルターが無くても以下の5種類のNDフィルター効果が得られます。
ND2(1EV)1絞り
ND4(2EV)2絞り
ND8(3EV)3絞り
ND16(4EV)4絞り
ND32(5EV)5絞り

まずは普段通りの絞り優先で撮影 1/25秒
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
100.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/25秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
Manual


背景の水の流れが煩雑で目立ちますね。

次はライブND32(5EV)モードで極限までスローシャッターです。
なんとこの明るさでシャッタースピード13秒をたたき出しました^^
しかもリアルNDフィルターを使用した自然な状態に撮影できたと思います。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Shutter speed priority AE
 
シャッタースピード:
13秒
 
絞り数値:
F11
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual


因みにライブNDモードはシャッター優先かマニュアルモードのどちらかでしか作動しませんし、他の機能(例えばハイレゾや魚眼補正)などを同時に組み合わせることは出来ません。

今度はライブNDは使用できませんが三脚ハイレゾモード(8000万画素)でスローシャッターはどうかなと思い、撮影しました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/6秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual


部分的に拡大してみると・・・解像感は素晴らしいですが私的にはライブND32を使用した水の流れ13秒の写真のほうが良いかな、と思いました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/6秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual



最後は三脚が使用できない状態のアングルの手持ちで撮影しました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
13.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/8秒
 
絞り数値:
F14
 
露光補正量:
-1.3EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
Manual



いかがでしたでしょうか、個人的には今後、ライブND機能は個人的には効果が大きい、ND32しか使用しないかもしれませんね。
また、この機能はカメラ内部の合成を利用するのでもともと明るい被写体などは光学的なND効果は無いので明るい被写体を暗くできる効果は期待できません。
しかしながらオプションの機材を必要としないライブNDもハイレゾも非常にユニークな機能で表現の幅が広がるのは確かです!

EM1MK3、EM1Xを所有の方は是非お試しあれ!!
posted by 虫上 智 at 12:46| Comment(0) | カメラ機材レビュー

2020年04月10日

オリンパス・OMD-EM1mk3の手持ちハイレゾ(約5000万画素)について

皆さんこんにちは。
先月ですがやっとオリンパスの最新機材・OMD-EM1mk3が届きましたのでテストを兼ねて尾道まで撮影してきました。
この日は丁度PCCの撮影会でしたのでマスクをしながらの撮影となりました。
今回の新型のカメラですがmk2と比べて様々な変更があり、非常に楽しみにしていた機材です。
なかでも手持ちハイレゾがどの程度まで使用できるか?というところが気になっていた部分です。
まずはノーマルの解像度で一番奇麗な・SLFで撮影しました。ちなみに今回のmk3からはデフォルトでSLFがセットされていましたね^^
約2000万画素ありますので仕事用の写真には問題ない解像度です。
アップロード画像

焦点距離:
86.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/2500秒
 
絞り数値:
F5.6
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
400
 
ホワイトバランス:
Manual


つぎは手持ちハイレゾモードで撮影。約5000万画素(実際には8160X6120ピクセル)で撮影しました。
アップロード画像

焦点距離:
86.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/3200秒
 
絞り数値:
F5.6
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
400
 
ホワイトバランス:
Manual



トリミングをして部分的に拡大して比較したらよくわかると思います。
アップロード画像




ここまで解像出来たら大全倍程度でも素晴らしい表現ができそうです。空や雲の部分も表現が変わっています。フィルム時代で言えば4X5くらいの雰囲気の画像でしょうか。しかしながら8X10まででは無いような気がしました。
個展に使用する大きなサイズの作品や、ストックフォトなどに預ける作品などには向いていますね!


さて、動きものもシャッタースピードが速ければいけるのでは???と試してみましたが・・・
やはりダメですね。いくら早いシャッタースピードで撮影しても16枚の連射中に動いた被写体では無理でした。
ただ、時代が進歩すればこの点はクリヤできる日が来るかもしれませんね。
まあ、私が死んでからになりそうですが・・・・涙ぽろり
アップロード画像

焦点距離:
100.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/2500秒
 
絞り数値:
F5.6
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
400
 
ホワイトバランス:
Manual


こちらは先週個人的に撮影してきた、岡山県の有名な銘木・醍醐桜を手持ちハイレゾで。しかしながら拡大してみるとわかるのですが少しでも風で揺れると違和感のある、ブレが生じます。
P4080051.JPG



しかしながら微妙なグラデーションなどは画素数が多いのでレタッチで調整してみると違和感はありますがかなりいい感じに表現できることに気が付きました。ある場面ではノイズが少なく表現できそうです。
P4080047.JPG

今のところハイレゾ撮影はこのような動かないものでじっくり撮影して質感を出すものが良いみたいですね。
三脚無しで5000万画素は魅力的な機能です。
今のところ街中の動かないモノや風景のスナップが向いているのかな、と思いました。
早速カスタムファンクションC4にセットしました。
アップロード画像

焦点距離:
21.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/15秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
Manual



オリンパスさんのカメラは癖はありますがマスターすると非常に楽しい機能が満載です。次はライブND機能をレビューしたいと思います!
ありがとうございました。



posted by 虫上 智 at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ機材レビュー