2020年07月05日

写真を復元するソフトを導入してみました^^

皆さんこんにちは。
今日はカメラのSDカードに保存されている撮影したデーターを誤って消してしまった時の対処として今まで使用していました、古いデーター復元ソフトに変わり、新しい復元ソフトを導入してみました。
今回、入手したソフトは「EaseUS Data Recovery Wizard Pro」というソフトです。
開発元は中国四川省の会社なのですが取引先はいつも写真関係でお世話になっている、インプレス社さんとか楽天さんなどですから信頼できるかなと思いました。
さて、最近のソフトのほとんどはまずは無料版と有料版があり、有料版にはPROという名前が付いてます( ´艸`)
違いは無料版は2Gまでしか復旧出来ないそうですが2GまでのSDカードを使用している方ならば無料版で全然OKですね。
因みに違いをあげておきますと・・・

無料版は・・・

  • 最大2GBまでデータ復元可能
  • 削除・フォーマットした、アクセスできないデータを復元
  • 削除・非表示・紛失したり、Rawになったりしたパーティションからファイルを復元

有料版は

  • 復元できるデータ量の制限なし
  • 削除・フォーマットした、アクセスできないデータを復元
  • 削除・非表示・紛失したり、Rawになったりしたパーティションからファイルを復元
  • 年中無休のテクニカルサポート
  • 期間中に無料アップグレード
  • 1 PC用のライセンス
  • あと、他にも複数のパソコンに入れられるTECH版などもあるのですがこちらは私の場合、個人写真家なので必要なかったですね^^

私の場合、RAWデーター(ORF)を使用していますので最低でも32GのSDメディアを使用していますので2Gでは足らないので有料版ですがPROにしました。
それにしても年中無休のサポートって・・・(;^_^A 凄いなあ・・・

わかりやすいホームページで簡単にダウンロードできます。(MAC版もあります)

さて、もちろん、使用してみた感想を・・・

まずは全形式のファイル復元が出来るという点が素晴らしいですね。今まで使用していたソフトはJPGのみでしたのでこれから様々な形式のファイルが出てきそうなので安心です。そして一番私がよく使う、形式で JPG/JPEG, TIFF/TIF, PNG, BMP, GIF, PSD, CRW, CR2, NEF, ORF, RAF, SR2, MRW, DCR, DNG, WMF, RAW, SWF, SVG, RAF, DWGなどが復活可能とのこと・・・凄いですね。
あと、ハードディスク復元機能までついているとは・・こちらの機能も是非いつか使用したいですがまだ私は運がいいのかHDがそのまま消えたことが無いです(;^_^A
また、執筆原稿などを誤って消してもDOC/DOCX、XLS/XLSX、PPT/PPTX、PDF、CWK、HTML/HTM、INDD、EPSなどにも復活対応とのこと・・・素晴らしい( ^ω^)・・・

では早速試してみました。

まずはソフトを開くといきなりこんなパネルが登場します。
2020-07-07 (5).jpg

どれを復元させるか直感的にすごくわかりやすいです。

ではまず、一番最近撮影したネジ花の写真を復元してみます。
メモリーカードリーダーのHドライブを選択するとすぐに写真を読み込んでくれています。
P7050014.JPG

こちらは詳細表示ですが下のようにサムネイル表示の方がわかりやすいですので切り替えて・・


P7050015.JPG

簡単に見つかりましたね。

また消去したファイル名にはPの代わりに頭に#が付いていてわかりやすいです。
7050729番のネジ花の写真です。
ではチェックしてリカバリーボタンを押すだけで( ^ω^)・・・

P7050017.JPG

無事にRAWデーターが復活しました!パチパチ。

試しにフォトショップCCでこのファイルを開いてみます。

P7050018.JPG

素晴らしい。完全に復活していますね。

では意地悪して、今度はSDカードをカメラに戻してカメラ内初期化してみます。

P7050019.JPG

これですべてのデーターは消えてしまいました。
私の場合、撮影データーをPCに取り込んだあとに必ずカメラ内初期化をしています。

ではこのSDカードをまたPCのカードリーダーに再度差し込んでスキャンすると・・・・

P7050020.JPG

前回と同じように普通に読み込んでいます( ´艸`)

ではまた7050729番のネジ花の写真を復活させましょう。

P7050021.JPG

はい!こちらも何事も無く復旧完了しました( ´艸`)


で、今度は名前を復活に変更してゴミ箱に入れて右クリックで「ゴミ箱を空にする」で完全消去しました。

で・・・・

P7050010.JPG

今度はゴミ箱スキャンを実行してみました。

P7050022.JPG


おお!ありましたね。

P7050023.JPG

こちらも何事も無く復活できました。

詳しい内容はこちらの動画もご覧ください!



いや〜直観的にすごく使いやすく、感激ですね。これからは手放せない存在となりそうです。
最近ではデジタルカメラも高画素化になり、また今後は大容量のSDカードに写真を保存していくこととなりますので
皆さんもいざという時のためにこのようなソフトを用意しておいた方が良いかと思います。
今回は便利なソフトの紹介でした!








今回、入手したソフトは「EaseUS Data Recovery Wiz
posted by 虫上 智 at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の機材・ソフト

2020年07月02日

オリンパス・OMD-EM1mk3のライブND機能について

皆さんこんにちは。

P7010484.JPG

7月に入ってから周りの商店などが通常営業となり、かなり落ち着いてきましたね。ですが外出はマスクは欠かせませんね。早くコロナが消え去ることを祈っている毎日です。

さて、前回オリンパスさんのOMD EM1mk3のハイレゾ撮影について個人的に感じたことを書きましたがライブNDについてもリクエストが多かったので岡山県北の渓谷に行ってきましたのでご紹介します。
この時期、岡山県北で渓谷の星、ヒメレンゲが咲き誇る場所で撮影しました。
まず、ライブNDですが手持ち撮影でもできなくはありませんでしたがブレやすく、三脚が必須ですね。
(手持ちでも挑戦してみましたが通常の手振れ補正があまり効かない感じでしかもファインダーを見ていると酔いそうになりましたので(;^_^A)

しかも手持ちライブND撮影は帰ってから拡大してみると落胆が大きいです。

ライブND機能紹介
フィルターが無くても以下の5種類のNDフィルター効果が得られます。
ND2(1EV)1絞り
ND4(2EV)2絞り
ND8(3EV)3絞り
ND16(4EV)4絞り
ND32(5EV)5絞り

まずは普段通りの絞り優先で撮影 1/25秒
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
100.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/25秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
Manual


背景の水の流れが煩雑で目立ちますね。

次はライブND32(5EV)モードで極限までスローシャッターです。
なんとこの明るさでシャッタースピード13秒をたたき出しました^^
しかもリアルNDフィルターを使用した自然な状態に撮影できたと思います。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Shutter speed priority AE
 
シャッタースピード:
13秒
 
絞り数値:
F11
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual


因みにライブNDモードはシャッター優先かマニュアルモードのどちらかでしか作動しませんし、他の機能(例えばハイレゾや魚眼補正)などを同時に組み合わせることは出来ません。

今度はライブNDは使用できませんが三脚ハイレゾモード(8000万画素)でスローシャッターはどうかなと思い、撮影しました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/6秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual


部分的に拡大してみると・・・解像感は素晴らしいですが私的にはライブND32を使用した水の流れ13秒の写真のほうが良いかな、と思いました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
92.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/6秒
 
絞り数値:
F8
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
64
 
ホワイトバランス:
Manual



最後は三脚が使用できない状態のアングルの手持ちで撮影しました。
アップロード画像

カメラ:
 OM-D E-M1 Mark III
 
焦点距離:
13.0 mm
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/8秒
 
絞り数値:
F14
 
露光補正量:
-1.3EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
Manual



いかがでしたでしょうか、個人的には今後、ライブND機能は個人的には効果が大きい、ND32しか使用しないかもしれませんね。
また、この機能はカメラ内部の合成を利用するのでもともと明るい被写体などは光学的なND効果は無いので明るい被写体を暗くできる効果は期待できません。
しかしながらオプションの機材を必要としないライブNDもハイレゾも非常にユニークな機能で表現の幅が広がるのは確かです!

EM1MK3、EM1Xを所有の方は是非お試しあれ!!
posted by 虫上 智 at 12:46| Comment(0) | カメラ機材レビュー